2024年4月21日(現地時間)、F1第5戦中国GPが上海インターナショナルサーキットで開催され、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝、2位にはマクラーレンのランド・ノリス、3位にはレッドブルのセルジオ・ペレスが入った。角田裕毅(RB)はケビン・マグヌッセン(ハース)に追突されリタイアとなっている。
またも無風のフェルスタッペン、独走で今季4勝目
土曜日午前に今季初開催のスプリントを制し、午後には予選でポールポジションを獲得した王者フェルスタッペンの勢いは、予想通り日曜日になっても変わらなかった。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
5年ぶりの開催となった中国GPは2回のセーフティカーが出る荒れた展開となったが、フェルスタッペンは最初のスタンディングスタートと2回の再スタートをいずれも無難に決め、タイヤ交換のタイミングによるポジションダウンも難なく跳ね返す圧倒的なレースペースを披露。
2回目のセーフティカー後、残り25周での勝負となった”最終スティント”でも、瞬く間に後続を引き離し、最終的には13秒以上の大差をつけてチェッカーを受けた。
「まるでレールの上を走っているように、車はスムーズで素晴らしかった。どのコンパウンドでも問題なかったよ」とゴール後も上機嫌だったフェルスタッペンは、最速ラップこそ獲得できなかったものの、この週末で33点を獲得。3位となったランキング2位のチームメイト、ペレスとの差を25点に広げている。
タイヤ戦略が奏功、ノリスが自身最高位タイの2位でフィニッシュ
前日のスプリントではポールポジションからスタートしながら、スタートでフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)に押し出される形でチャンスを逸したランド・ノリス(マクラーレン)が、決勝レースで奮闘した。
鍵となったのはミディアムタイヤでの第1スティントをライバルより引き伸ばしたこと。24周目に狙い通りにセーフティカーが出ると、タイヤ交換によりタイムロスを最小限に抑えて2番手でコースに復帰。
2回目のセーフティカー後のレース後半は、同じ戦略のシャルル・ルクレール(フェラーリ)や、そのルクレールを抜いて追ってきたペレスを寄せ付けずに2位フィニッシュ。レース後は「フェラーリにはやられると覚悟していたけど、思ったより遅かったね」と笑顔を弾けさせた。
角田裕毅(RB)は最初のセーフティカー明けのリスタートで13番手に上がったが、その後、マグヌッセンに追突される形でリアにダメージを負い、ここでリタイア。2回目のセーフティカーの原因となってしまった。
次戦第6戦マイアミGPは、5月3日のアメリカ・フロリダ州マイアミ・ガーデンズのマイアミ・インターナショナル・オートドロームで開幕。2戦連続でスプリントレースフォーマットで開催され、5月4日土曜日にスプリント、5月5日日曜日に決勝が行われる。(文:新村いつき)
2024年F1第5戦中国GP リザルト
2024年F1第5戦中国GPスプリント 結果
1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)19周[8]
2位44 L.ハミルトン(メルセデス)+13.043s[7]
3位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT)+16.258s[6]
4位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+17.486s[5]
5位 55 C.サインツ(フェラーリ)+20.696s[4]
6位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+22.088s[3]
7位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)+24.713[2]
8位 63 G.ラッセル(メルセデス)+25.696s[1]
・・・・・・・・・・・・・
11位 3 D.リカルド(RB・ホンダRBPT)+37.840s
16位 22 角田裕毅(RB・ホンダRBPT)+41.870s
※[ ]=獲得ポイント
2024年F1第5戦中国GP決勝 結果
1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT) 56周[25]
2位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+13.773s[18]
3位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT)+19.160s[15]
4位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+23.623s[12]
5位 55 C.サインツ(フェラーリ)+33.983s[10]
6位 63 G.ラッセル(メルセデス)+38.724s[8]
7位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・メルセデス)+43.414s[6]
8位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)+56.198s[4]
9位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+57.986s[2]
10位 27 N. ヒュルケンベルグ(ハース・フェラーリ)+60.476s[1]
・ ・・・・・・・・・・・・
リタイア 22 角田裕毅(RB・ホンダRBPT)
リタイア 3 D.リカルド(RB・ホンダRBPT)
ファステストラップ 14 F.アロンソ(アストンマーティン・メルセデス) [1]
※[ ]=獲得ポイント
2024年F1ドライバーズランキング(第5戦終了時)
1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル) 110
2位 11 S.ペレス(レッドブル)85
3位 16 C.ルクレール(フェラーリ)76
4位 55 C.サインツ(フェラーリ)69
5位 4 L.ノリス(マクラーレン)58
6位 81 O.ピアストリ(マクラーレン)38
7位 63 G.ラッセル(メルセデス)33
8位 14 F.アロンソ(アストンマーティン)31
2024年F1コンストラクターズランキング(第5戦終了時)
1位 レッドブル 195
2位 フェラーリ 151
3位 マクラーレン 96
4位 メルセデス 52
5位 アストンマーティン 4
[ アルバム : 2024年F1第5戦中国GP はオリジナルサイトでご覧ください ]
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
うっかりで…「ゴールド免許」剥奪? 無事故&無違反でもブルー免許に格下げ? 絶対に“注意すべき”コトとは
熊本バス・鉄道5社「交通系ICカードやめます」 停止は年内予定、公共交通の運賃収受は本当にこれでいいのか?
ホンダ新型「“ミニ”ステップワゴン」初公開!? 大人気「コンパクトミニバン」8年ぶり全面刷新! フリード&ステップワゴン“共通性”持った理由とは
小さなランクル登場へ!! [ランクルFJ]は伝統のラダーフレーム採用! 約350万円で2024年末登場か!?
ホンダ「新型スポーティコンパクト」登場へ まさかの「次期シティターボ」!? 丸目“旧車デザイン”で期待の「斬新モデル」 26年に投入なるか
「EVは“電欠”が怖いし…」 実はガス欠より対策ラクかも? 新ビジネスになりそうな“もしものサービス”とは?
左折するのに右にハンドルを切るのは道交法違反!?「右振り左折」は安全面・マナー面的にも悪癖なので改めましょう
復活の三菱パジェロ。トライトンベースで2026年に日本導入へ!
“これ本当にEVなの!?”ヒョンデの本気[IONIQ5 N]がマジで楽しい!! シフトアップまでできる!? 650馬力で超速加速を見せる
日産「新型スポーツSUV」まもなく登場へ! 430馬力超え×「GT-Rの技術」融合!? 6月発売の最強”フラッグシップ” 新型「アリア NISMO」 どんなクルマ?
みんなのコメント